農家所得増へ14億助成 県信連など
愛媛県信用農業協同組合連合会(県信連)は4日、農業所得増大や地域活性化を目的とした応援プログラムを発表した。県信連と県内12JAでつくるJAバンクえひめは、生産拡大に向けた農機具リースや設備投資、新規就農などを支援するため、2016年度からの3年間でJAや組合員に計14億円を助成する。
プログラムは16項目で構成。主な内容は、果樹農家を中心に農機具リース支援に3億3600万円▽直売所の新設、増設などに取り組むJA支援に4億円▽輸出支援に3300万円▽親元就農者支援などに4500万円▽JAバンクえひめ基金協会への保証料助成に1億3500万円―など。
農林中央金庫の全国版プログラムに呼応し策定。14億円のうち12億円を県信連が拠出し、残りは農林中金から支援を受けた。14億円は西日本で最大規模としている。
松山市南堀端町のJA愛媛で会見した県信連の関谷幸男理事長は「金融を通し農業をしっかりと支えていきたい」と述べた。